僕、ギャルと付き合います。
「あなた、あんなチャラチャラしたバカと
これからも付き合っていくつもり?」


「由梨はバカじゃありません。
見た目はあんなだけど、
真っ直ぐで純粋でやさしくて、
いつも一生懸命生きてます」


「そんな風に見えないわ。
ただの親のすねかじって
生きてるガキじゃない。

自分では何にも出来ないくせに
一人前に文句だけは言う。
しんどいことからは目を背け、
毎日ダラダラ生きて、
何かといえばツルんで、
その辺にへたり込んでる。

みっともない!!

あんな連中、世の中の邪魔でしかないわ!」



利佳子の口調はだんだん荒荒しくなり、ヒステリックのようになっていく。



< 191 / 267 >

この作品をシェア

pagetop