僕、ギャルと付き合います。
それから数日経ってから、由梨に聞かされた。


「信樹くん、どうも彼女おるみたいやねん」


「えっ!?」


ショックだった。


彼女がいるだろうとはわかってた。
あれだけのイケメンなんだし、いない方がおかしい。


そうわかってたはずなのに・・・
胸がズキズキと痛い。


そんな時、信樹からメールがきた。


『今から会われん?』


明美は一瞬、動きが止まった。


「明美、どうしたん?」


「いや、ううん。」


どうしよう・・・

行ってもきっと、ホテルに行っておしまい。


それ以上のことは何もない・・・
わかってる、わかってるけど・・・


信樹に逢いたい!


「ごめん由梨、ちょっと急用ができた」


「えっ!? 明美?」


私は鞄を持つと、急いで店を出た。


信樹・・・やっぱり逢いたいよ。



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