僕、ギャルと付き合います。
次の日、朝から5件、信樹からのメール受信があった。


でもやっぱり無視した。


もう信樹とは会わない、私はそう決めた。


こんなに辛い恋は初めて・・・
こんなの私にはもう耐えられない!

だからもう、終わりにする・・・


明美は学校に行こうと家を出たものの、
なんだか気分が乗らず、降りる駅を通り過ごした。


今日はサボろう・・・


明美は学校にも行かず、一人で街をウロウロと歩いていた。


街を行き交うサラリーマン。

スーツ姿の男性を見ると、
つい信樹かと目で追ってしまう。


「はぁーっ・・・」


街に来たのは間違いやったかなぁ・・・


私は立ち止まり、駅に引き返そうとした、その時。


「明美!」


えっ!?


誰かが私の名を呼んだ。聞き慣れた声・・・
そう、目の前には、スーツ姿の信樹が立っていた。



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