僕、ギャルと付き合います。
でもじゃあ、私の今までの苦しみはなんだったの?
今までの涙はなんだったの!?

ああ~、なんか無性に腹が立って来たぁ!


「ああ~ムカつく! 信樹、私と付き合ってるなら、
携帯に入ってる女の番号は全部消しよ!」


「ええ!? マジで!?」


「マジで! キャバクラの姉ちゃんの番号も入ってるんやろ?」


「いや、でもそれはやっぱり・・・」


「消さへんのか? じゃあこうするまでや!」


明美は信樹から携帯を取り上げると、真っ二つに割った。


「ええー! なんてことするねん!」


「まぁ、ええやない。私がおるねんから」


明美は涙目になってる信樹をその豊満な胸で抱きしめた。


「これで文句ないやろ?」


「は、はい・・・」


信樹は明美の胸に抱かれて、メロメロ状態に・・・


なんかめっちゃ辛くて苦しくて、いっぱい泣いたけど、
よかった・・・
またこうして、信樹と一緒にいれるなんて、ホントによかったぁ。


明美は今までで一番の笑顔を見せた。



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