僕、ギャルと付き合います。
一目惚れ
それから大和は、毎日、仕事に追われる忙しい日々を過ごしていた。


残業残業で飲みに行く時間もなく、
夜遅く家に帰っても寝るだけ、
そんな生活の繰り返し。

けれど全然苦痛ではなかった。

利佳子に認めてもらうために、
振り向いてもらうために
良い成績を上げる!


大和にはそんな強い思いがあったからだ。


「営業行って来ます」


「大和、頼むわよ」


「はい!」


そんな頑張りが少しは伝わったのか、
利佳子も大和に声を掛けるようになった。


よし、頑張るぞぉ!


大和は気合いを入れ、外回りの営業へと向かう。



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