僕、ギャルと付き合います。
相変わらずのネオン街は、カップルだらけやなぁ~

くそっ! 羨ましい!

ああ~身も心も寒い!


俺はそんなカップルたちを尻目にうどん屋へと足を進める。


そして、少し歩くとうどん屋の暖簾が見えて来た。


おっ、あったあった!


いい出汁の匂いが外まで漏れてきて、
また食欲をそそる。


大和はそのまま吸い込まれるように、
うどん屋の扉に手を掛けようとした、その時。 


「大和!」


後ろから名前を呼ばれたかと思うと、
突然、誰かが俺の背中に抱きついてきた。






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