僕、ギャルと付き合います。
恐る恐る由梨を見る・・・


由梨は少し泣きそうな顔で俯いている。


えっ!? マジ!?


「おまえぇ~なに泣かしとんねん!」


「いや、すまん!
これは、えーっと・・・」


黒ギャルが大和の首元に掴み掛かった。


「すまんで済むか!」


黒ギャルは恐ろしいほど形相で大和を睨みつける。


「いやぁ・・・ホンマすまん・・・」


「許さん!」


怒りを暴走させる黒ギャルの間に、
「明美、やめて!」っと、由梨が止めに入った。


「由梨、どけ! 私はこいつを許さん!」


「メルアド! メルアド教えて!」


「えっ!?」


由梨は勇気を振り絞って言ったのだろう、
恥ずかしそうに俯きながらそう呟いた。


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