貴方に逢いたい

「神崎雷龍!神崎雷龍の病室は
どこですか?早く。」

私は病室まで全力で走った。

「璃愛ちゃん?」

「おばちゃん。雷龍雷龍は?」

「中に入って。」

私は中に入った。
雷龍は苦しそうにしてた…
とっても…

「璃愛?」

「雷龍!ねえ!どうしたの?
何で何でよ…」

頭がパニックになった。

「璃愛…俺…俺は…心臓病…
なんだ………ゴホッ
璃愛ごめんな?言えなくて。
でも俺はお前の事
世界一愛してるよ。
だから最後に笑って?
璃愛の笑顔が見たいんだ。
璃愛は俺が居なくなっても
幸せになれよ?
俺は空からずっと見守ってる。
いつか又会えたら
次は絶対幸せに…して…
見せるから…」

「何言ってんの?雷龍はずっと
生きてるよ?」

私は笑った…と同時に
ピーピーピー

「いやだあ"雷龍雷龍ねぇ
目を開けてよね…ぅ…」


「2010年午前3時11分…
ご臨席です。」



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