ぶらばん★すまいる
翌日――。
「どこ中出身?」
前の席の女の子が私にそう話しかけてくれた。その時、私は涙が出るほど嬉しかった。
「第三中だけど…」
「そうなんだー。あたしは南中だよ。よろしくね。名前はなんて言うの?」
「持田瑞穂…」
「瑞穂かぁ…あたしは広永莉乃。仲良くしよーね」
『仲良くしよーね』なんて言われるのは生まれて初めてだった。私にやっと、友達が出来た。私は本当に心の底から嬉しかった。
「どこ中出身?」
前の席の女の子が私にそう話しかけてくれた。その時、私は涙が出るほど嬉しかった。
「第三中だけど…」
「そうなんだー。あたしは南中だよ。よろしくね。名前はなんて言うの?」
「持田瑞穂…」
「瑞穂かぁ…あたしは広永莉乃。仲良くしよーね」
『仲良くしよーね』なんて言われるのは生まれて初めてだった。私にやっと、友達が出来た。私は本当に心の底から嬉しかった。