Blue
と、音楽室に入ってきたのは、
一人の男子。
・・・ぁ、さっきの男子!!!
「あ、いたいた―!!!
さっきぶつかったときに、
拾い忘れてたやつ。
大声で呼んだんだけどさ、
気づいてくれなかったから汗」
「ぁ、すいません!!
ありがとうございます!!
今もちょっと急いでるんで、
すみません汗」
と、急いで音楽室を出た。
「ねね、あの男の子誰よぉ☆
見たことない顔だったじゃん?」
実久がニヤニヤしながら聞いてくる。
「ちょ、何ニヤニヤしてんの!!
今日登校中で知り合っただ―け!!」
「な―んだ、つまんないのッ!!
っつかあの人目青くなかった?
どっかのとのハーフかなあ?」
「そういや、青かったね!!
あ、もうチューニング始まるかも!!
急ごッ!」