Blue


と、音楽室に入ってきたのは、



一人の男子。




・・・ぁ、さっきの男子!!!






「あ、いたいた―!!!


さっきぶつかったときに、

拾い忘れてたやつ。


大声で呼んだんだけどさ、
気づいてくれなかったから汗」





「ぁ、すいません!!
ありがとうございます!!


今もちょっと急いでるんで、

すみません汗」





と、急いで音楽室を出た。




「ねね、あの男の子誰よぉ☆

見たことない顔だったじゃん?」



実久がニヤニヤしながら聞いてくる。





「ちょ、何ニヤニヤしてんの!!

今日登校中で知り合っただ―け!!」




「な―んだ、つまんないのッ!!


っつかあの人目青くなかった?
どっかのとのハーフかなあ?」




「そういや、青かったね!!

あ、もうチューニング始まるかも!!

急ごッ!」




< 5 / 14 >

この作品をシェア

pagetop