《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜
『シフォンにいる』
思ったとおり。
《シフォン》はあたし達が
二人で会う時によく使う
店の名前。
あたしは大急ぎで着替えを
済ますと、飛び出すように
店を出た。
駅とは反対方向に進んで、
《シフォン》の前に爽介の
バイクが停まってるのを
見つけると、携帯から電話する。
「――もしもし、あたし。
今店の前よ」
『そか。待ってろ、すぐ行く』
ほどなくして店の出入口
から爽介が出てきて、
軽く手を上げた。
「お待たせ。急で悪かったな。
メシどうする?」
「後でいいわよ。
別になんでもいいし。
それより――…」
思ったとおり。
《シフォン》はあたし達が
二人で会う時によく使う
店の名前。
あたしは大急ぎで着替えを
済ますと、飛び出すように
店を出た。
駅とは反対方向に進んで、
《シフォン》の前に爽介の
バイクが停まってるのを
見つけると、携帯から電話する。
「――もしもし、あたし。
今店の前よ」
『そか。待ってろ、すぐ行く』
ほどなくして店の出入口
から爽介が出てきて、
軽く手を上げた。
「お待たせ。急で悪かったな。
メシどうする?」
「後でいいわよ。
別になんでもいいし。
それより――…」