《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜
やがて両手にマグカップを
持って現れた爽介に、
あたしはついふくれっ面で
言ってしまう。



「ご丁寧にそんなことまで
してくれなくていいのに。

コーヒーなんて欲しく
なったら自分でいれるわよ」



仮にももてなしてもらっ
といてずいぶんな言い方
だとは思うけど。



でも爽介だってあたしの
内心は察してるはずなのに
わざとじらすようなこと
してるんだもの。



むくれてるあたしに、
爽介はカップをテーブルに
置きながら困ったように笑って、



「オイオイ、そんなに
せかすなって。

別にオレは逃げやしねーぞ?」
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