《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜
「――――! 

そんなことはわかってるわよ!」



まったくもう!

こんな時にまで茶化す
なんて信じらんない。



思わず眉をつりあげると、
爽介はあわてた様子で
『わかったわかった』と
両手を顔の前で振って、



「ちゃんと話すよ。

つかお前があんま張り
詰めた顔してるからさ。

別れ話すんわけじゃねーん
だし、頼むからもーちょい
リラックスしてくれ」



「え…………」



あたしは無意識のうちに
自分の頬に手を当てる。



あたしったら……そこまで
顔に出てた?



恥ずかしさのせいで、
触れた頬は少しだけ熱かった。
< 113 / 299 >

この作品をシェア

pagetop