《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜
予定ったって、昨日今日
決まったことのはずはない。



そんな話があるなら教えて
くれたっていいのに――
パパはそんなこと、これっ
ぽっちも言ってなかった。



(どうして娘のあたしに
教えるより先に、まず爽介
なのよ――…!)



最初はそんな憤りがわいた
けれど。



少しして冷静さが戻ると、
すぐに問題はそんな事じゃ
ないのに気づく。



そうよ……

あたしに言う言わないは
置いとくとして。



――どうして、爽介に
だけ、そんな話をするの――?



やっとその重大性に
気づいて、あたしは緊張
した顔で爽介を見る。
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