《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜
爽介もあたしが気づいた
のを察したみたいで、
無言で軽く頷いてから、



「そこのシェフ・パティシエ
になる気はあるか、って。

――そーゆー話だった」



「……………!!」



驚きの連続ですぐには
言葉が出ない。



シェフ・パティシエ……
つまりパティシエの中で
イチバン偉い人、リーダー
ってこと。



言葉の意味だけはなんと
なく頭で理解できてた
けど、それにこもるもっと
深い意味は、まだちゃんと
形を成してなかった。



そんなあたしの心境を
察してか、爽介はさっき
よりもゆっくりとした口調
で、一言一言区切るように、
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