《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜
あたしが聞いたって変には
思わないだろうし――

どんな状況なのかくらいは
教えてくれるかもしんない。



「パパ――あの………」



あたしは食事を中断して
思い切って声をかけた。



パパはグラスを揺らしてた
手をピタリと止めて、
目だけであたしを見る。



「えっと、その。

爽介のこと……なんだけど……」



娘だからって、恋人だから
って、ホントはこんな
ふうに立ち入るのはよく
ないのかもしれない。



けどもう、我慢の限界だし。



パパがどう考えてるのか
だけでも聞きたかった。
< 156 / 299 >

この作品をシェア

pagetop