《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜
「あたしも爽介から聞いてるの。
今出てる話のこと」
それだけでパパには充分
伝わったはず。
おそるおそるパパの目を
見ると、パパはなんとも
言えない無表情のまま、
ほんの少しだけ目を細めた。
そしてワイングラスを
静かにテーブルに戻して、
「―――そうか」
他に何を言うでもなく。
ただそれだけを言うと、
再び黙り込んでしまう。
(そうかっ、て――それだけ?)
あたしの聞きたい事なんて
言わなくてもわかってる
はずなのに。
もう……どうして何も
言ってくれないのよ……!
今出てる話のこと」
それだけでパパには充分
伝わったはず。
おそるおそるパパの目を
見ると、パパはなんとも
言えない無表情のまま、
ほんの少しだけ目を細めた。
そしてワイングラスを
静かにテーブルに戻して、
「―――そうか」
他に何を言うでもなく。
ただそれだけを言うと、
再び黙り込んでしまう。
(そうかっ、て――それだけ?)
あたしの聞きたい事なんて
言わなくてもわかってる
はずなのに。
もう……どうして何も
言ってくれないのよ……!