《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜
だけどここまで来たら
引き下がれない。



聞かなきゃダメなら仕方
ないと、あたしは覚悟を
決めて言葉を続けた。



「爽介からの要望が
あったでしょ。

それ……ちゃんと会社で、
話し合ってくれてるの……?」



ドクドクと心臓の音が速い。



緊張で血管の血も沸騰
しちゃったみたいに、
体が熱かった。



だけどあたしは懸命に心を
落ち着かせながら、パパの
反応にジッと注目する。



パパは……やっぱりすぐ
には答えようとせず、
何だか探るような瞳で
しばらくあたしを見てた。



『間』というには長すぎる
くらいの時間の後、パパは
ようやくゆっくりと口を開いて、
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