《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜
緊張と、言いようのない不安。



それを押し込めるように
しっかりと返事して、
あたしは爽介の腕を
ギュッとつかむ。



爽介は黙ってあたしの髪を
撫でてた。



いつまでも、いつまでも――

お互いの心を落ち着かせる
ように、優しく穏やかな
手つきで。




―――そうして、次の日。



仕事を終えたあたしは、
まっすぐ爽介の部屋に
戻って彼の帰りを待つ。



8時を少しまわった頃、
爽介はやっと帰って来た。



あたしはいてもたっても
いられず玄関まで走り寄って、



「おかえり。――どうだった?」
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