《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜
ショーのセットはけっこう
手がかかってた。



奥のステージから階段を
降りると、高さは低いけど
モデルが歩くキャット
ウォークが体育館の中心
まで続いてる。



「へぇ、マジでショーっぽいな」



「ホントね。

あたし達、どこに座れば
いいのかしら?」



そう言った時、ちょうど
キャットウォークの先端
部分の座席近くから、聞き
慣れた声が飛んできた。



「貢にぃ〜っ、こっちこっち!」



並んだ椅子の奥から手を
振ってるのは、まだ制服
姿の美紅ちゃん。



来るの待っててくれたのかな?



あたし達はそそくさと
そこまで移動して美紅
ちゃんと顔をあわす。
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