《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜
今まではまるっきり立場が
正反対だった。



世界の大舞台に挑む
爽介を、あたしがハラハラ
しながら見送ってたんだよね。



……心配で不安で、
もどかしかった。



だけど爽介はいつも、強い
光をたたえた瞳で

『大丈夫だ。オレを信じろ』

って、言ってくれて。



それを聞くとあたしは
不思議と、爽介の勝利を
少しも疑うことなく待って
いられたっけ。



だから――

今度はあたしが、爽介を
安心させなきゃ。



「――本当に大丈夫だから。

決めたのよ。

あたしもう、迷わないって」
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