《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜
     ☆☆☆☆☆



見学を終えて学校を
出ると、外はもう完全な夜空。



夜風が体の熱を冷やして
くれるのを感じながら、
あたしは携帯を取り出して
爽介にコールする。



2回のコール音のあと、
すぐに電話は繋がった。



『はい、もしもし』



「あ、爽介?

今、無事終わったわよ」



『そうか。

どーだった、感触は?』



「……わかんない。

けど、今日やれるだけの
ことはやったつもり」



話す機会のあった人には、
精一杯自分のことを話して
アピールした。



それがどこまで実を結ぶの
かはあたしにはわからない
けど、なんとなく手応えも
あったように思う。
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