《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜
電話が繋がった理由は
わかったけど、それ以外は
サッパリわかんない。



残業する必要があったん
じゃないなら、どうして
こんな時間まで店に……?



『どーする?

来るか、来ないか?』



思考をさえぎって問い
かける声に、あたしは
一瞬だけ戸惑ったけど
すぐに答えた。



「――行くわ。

タクだとそんなにかかん
ないと思うから、待ってて」



状況はよくわかんない
けど、爽介が来てほしい
って言うなら断る理由は
何もない。



それにあたしだって、
爽介には会いたかったし。



あたしは電話を切ると
すぐにタクシーを停めて
乗り込んだ。
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