《完》極上☆SWEETS!!③ 〜トライフル・ドリーム〜
案の定、爽介は厨房にいた。



煌々と明かりのともった
そこで、ひとり調理台の
前に立ち何か作業をしてる。



「―――爽介」



厨房の外から控えめに声を
かけると、爽介は顔を
あげてほほ笑んだ。



「よ、お疲れ。

わざわざ呼びつけて悪かったな」



「お疲れ様。

それは別にかまわないけど
――どうしたの?」



調理台にはまだいくつもの
調理器具が並んでて、
爽介が何かを作ってるのは
明らか。



ちょうど大きなボウルで
隠れて手元が見えない
けど、私服のあたしが
入っていいかは爽介次第
だからそこで立ち止まってると、



「来いよ。今日はかまわない」
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