近くて遠い君へ

「だから、

好きなら好きでいいんじゃねえの。

それとも、

フラれるのが恐くなったか?

皆川の気持ちがどうとか言ってるけど、

お前、ただフラれるの恐いだけだろ。」


ず、図星…


「…

まあ、

はい、その通りです。」


店長には敵わない。


「俺も

諦めなくてもいいんじゃないかなあと。

もう告っちゃってんなら、あとは攻めれるだけ攻めたらいーじゃないっすか。

もしかしたら、…億が一いや、兆が一ですよ、宝くじ並の確率で、オッケーもらえるかも。」

ガク。


そこまで言わなくても…


100%ムリって分かってるから。
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