近くて遠い君へ


「どういう事か分かるか?」


店長が問う。


「な、んで?

結局どう…

あー…分からないっす。」


「だから、

素直に喜んだらいいんじゃないっすか。

敦さんのゴールっつうか、一緒にはなれないけど、男として見てもらえたんだから。

敦さんの事、好きなんですよ、要は。

分かります?」

「…。」

「あーもう。

腹減った、ちょっと一旦中止。

お前の鈍さには参るわ。」


立ち上がりそのまま部屋を出る店長。
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