近くて遠い君へ
「勝負、
賭けます。
もう時間ないから。」
今更迷ってももうどうしようもない。
「まあな、皆川、あと5日しかいねえもんな。」
…あ、あと5日。
そうだよな、あと5日なんだよな。
「あと5日かあ…あーあ。
俺何を励みに頑張ればいーんだろ。」
言った岡崎を睨む店長。
「アイツもお前とはちゃんと話したいと思うよ。
仕事終わりに飯でも誘ってみろよ。
まあ、あれだ
後悔すんなよ。」
あと5日なんて考えたくねえし。
何で辞めんの。
ミナちゃん
何で俺から逃げんの。