近くて遠い君へ


いいの?って口から出そうになったけど


そのまま何も言わず


優しく繋いだ。


「あっ…たけえー。」


そしてイルミネーションが輝く歩道を二人で歩く。


「ミナちゃん、俺さ…」
「スミくん、待って。


さっき、私の気持ち聞きたいって言ったよね。」


何だか物凄く嫌な予感。

「ん、、、話してくれるって、こと?」

コクンと頷くミナちゃん。


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