近くて遠い君へ

「もう覚えたからいらない」

「げ!マジっすか?この人ヤバイって」
大騒ぎする岡崎を振り切ると携帯がなる。

「あ。

なあ岡崎、舞ちゃんから連絡きた?」

舞ちゃん、とは先日飲み会で知り合った女の子。めちゃくちゃイイコで岡崎と二人で連絡先を交換したのだ。

「ふえ~?

来てないですけど…まさか!まさか敦さん来たンすか?」


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