近くて遠い君へ
そうは言っても岡崎の言葉は気になる。
「バーカ。
いくらいい女でも人のモンには興味ねえよ。」
あ、また顔に出てる…?
「まあ、でも研修の時とかもだけど、
店長ってひどいセクハラっすよね。」
「…確かに。
俺には手出すなとか言って平気でケツ触ってるくせに。
下ネタばっかだし。」
相変わらず飲み続ける店長。
「あのなあ
男なんだから当たり前だろ。
つうか敦、お前皆川のケツ触った事ねえだろ。
すげえ柔らけえよ。」
この男は…どこまでも、
「ムカツクーーーー。」
そりゃ絶叫するっしょ。
「子供かよ、ったくいい大人が…。」
そして呆れる岡崎。