近くて遠い君へ


…しかし、この資料の山からどう探すか。



資料室には左右に棚があり、きれいにダンボール箱が積まれている。
真ん中には大きな本棚。


狭い資料室にコイツがあるお陰ですごい圧迫感。


ともあれ積まれたダンボールの表書きを入口側から順番に見ていく。



「お疲れ様でした。」


事務所から聞こえた挨拶。


この声は、



ミナちゃんだ。
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