桜が散るように ー 新撰組 ー
顔をしかめた土方は
「…一カ月に一回は掃除するか」
と、呟き
そして桜に
「今から寝る。夕飯の時間になったら起こしてくれねぇか」
と、言って、布団を敷き始めた。
「え、昼餉は…」
「いらねぇ」
「分かりました。夕飯の時間ですね!」
桜が返事すると、土方は布団の中に入った。
徹夜が相当キツかったのだろう、すぐに規則正しい寝息が聞こえてきた。
桜はそれを見て、昼ご飯を作るために部屋を出た。
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「桜さーん!試合しませんか!?」
「えぇー、食べたばかりですよ?」
昼ご飯を食べた後、桜は沖田に試合を申し込まれた。
桜は食べたばかりで動きたくはないので、遠まわしに断るが
沖田はニッコリ笑って
「食べて休んで………太りますよ?」
「やりましょう!今すぐ試合しましょう!」
女なら誰しも気にすることを切り札に出してきた。