桜が散るように ー 新撰組 ー
晴天の空を見ると、思い出すのは貴方の背中。
浅黄色を背負って戦う貴方です。
…そんなときは丞さんがムスッとします。
嫉妬ですよね!!
あと、沖田さんも、そちらに行きました。
お美弥さんと好きあってたらしいですよ?
土方さん。
私の中には新しい命があります。
今ならお母さんの言ってた意味が分かります。
こうやって命は続いていくのですね。
後の人々は、新撰組を笑うでしょうか?
時代の流れに流されてしまった、と。
でも私、分かってます。
変われなかったんじゃない。
貴方は臆病じゃなかったから。
見捨てられなかったんですよね?
貴方は優しいから。
…また、いつか来ます。
「帰りましょうか!」
「来年、また来るか」
「はい!」
歩き出すと、ふわり。
温かい風が吹いた。
【さよなら、最期の武士よ】
(また、輪廻の先で会いましょう)