桜が散るように ー 新撰組 ー
「は……はぁっ…。」
桜の息は上がる。
体力に限界が近い。
そこで桜は
「土方さん……。次で、終わりにしましょう。」
博打に出た。
「あぁ、お前も限界っぽいしな。」
「ですね…。沖田さんも退屈そうですし。」
その桜の言葉に、土方は沖田の方をみた。
沖田は壁に寄りかかって、ボヘーッと試合を退屈そうに見ていた。
土方は顔に青筋を浮かべる。
(あんにゃろ……!審判ぐらいちゃんとしろよ。)
土方は沖田を無視して、試合に集中することにした。