桜が散るように ー 新撰組 ー




「は……はぁっ…。」



桜の息は上がる。

体力に限界が近い。




そこで桜は


「土方さん……。次で、終わりにしましょう。」


博打に出た。





「あぁ、お前も限界っぽいしな。」


「ですね…。沖田さんも退屈そうですし。」




その桜の言葉に、土方は沖田の方をみた。



沖田は壁に寄りかかって、ボヘーッと試合を退屈そうに見ていた。



土方は顔に青筋を浮かべる。


(あんにゃろ……!審判ぐらいちゃんとしろよ。)




土方は沖田を無視して、試合に集中することにした。





< 58 / 242 >

この作品をシェア

pagetop