桜が散るように ー 新撰組 ー



沖田は笑みを真剣な表情に変え、口元の手を顎に持ってきて考える。


桜は
危険人物かもしれない。



その時は


(私が、桜さんを斬る。)




それは、
近藤のため、
新撰組のため、

日の本の国のため。






だから、
見極めないといけないのだ。



川瀬桜という名の少女を。





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