狼彼氏
「がちゃ」


二階の部屋に入ってくると。ほかの3人の視線は私達に集中した。



その瞬間十夜さんは、近くのものをガンッ!と蹴り飛ばし。



遼さんは、頼ずりーよ!!!と叫びだし。


愁さんは、くっくっく・・・と十夜さんをみながら笑いをこらえてた。



「頼・・・これは?」



「椎ちゃんと僕が手を繋いでるからだと思うよー?」




「あっ・・・ごめん・・・。」


そういって手をぱっと離した。



「ちっ」


そういって十夜さんは煙草を吸い始めた。

煙が舞って私の目のなかに入ってくる。



「椎ちゃん、煙草苦手?」



「・・・・ちょっとね」



煙草苦手なせいで、蓮も司も吸ってるけど、外で吸ってもらってる。



十夜さんはその言葉を聞いて、灰皿に煙草を押し付けて、煙草をけした。




愁さんはまだ笑いをこらえてる。




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