許されない、キスをしよう。
頭がガンガンする。
蒼も…私が蒼を利用した、そう思ってるのかな。
徐々に息が苦しくなって、私は息が出来なくなる。
「はっ…はぁ…」
涙が滲んでなお、私は画面から目が話せなかった。
インターホンのチャイムがなる。
這いずるようにして私は出た。
「み…ながわ…さ…」
「律萪!?今すぐ部屋までいく!落ち着くのよ!」
皆川さんの焦った声を聞きながら、私は朦朧とする意識の中に落ちていった。