許されない、キスをしよう。




頭がガンガンする。
蒼も…私が蒼を利用した、そう思ってるのかな。





徐々に息が苦しくなって、私は息が出来なくなる。

「はっ…はぁ…」



涙が滲んでなお、私は画面から目が話せなかった。





インターホンのチャイムがなる。
這いずるようにして私は出た。



「み…ながわ…さ…」


「律萪!?今すぐ部屋までいく!落ち着くのよ!」





皆川さんの焦った声を聞きながら、私は朦朧とする意識の中に落ちていった。








< 117 / 250 >

この作品をシェア

pagetop