許されない、キスをしよう。




「お疲れさまでーす!」


いきなり、スタッフの会話を遮るような声が響いた。



「…あぁ、お疲れ様です。」

その声によって、スタッフたちの会話も途切れてそれっきりになってしまった。



そして、足音はロケバスに近づいてきて、ロケバスの入り口の方で乗り込んでくる音が聞こえる。



「お疲れ様。」



「…湊くん…」




ロケバスに来たのは、湊くんだった。






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