許されない、キスをしよう。




そんなある日のこと。




ソファーで、いつのまにか眠ってしまっていたらしい。

何度もなるインターホンの音に、私はあわててインターホンの画面を見た。





「もーっ、おっそーい!!今すぐ開けてーっ!!」



「…呉葉!?」

液晶画面には、でかでかとうつる呉葉がいた。





…呉葉のことだから、きっと開けるまで帰らないだろう。
私はしぶしぶオートロックの鍵を開けた。







< 189 / 250 >

この作品をシェア

pagetop