許されない、キスをしよう。
「…えっ!?どういうこと!?」
突然のことに私の頭はついていかない。
うろたえていると、呉葉がけらけらと笑いながら口を開いた。
「いやー今旬の美形に並んで頼まれちゃったから断れなくて。とにかく中に入れてよ!お邪魔しま〜す!」
呉葉はずかずかと私の部屋へと上がり込んだ。
「もう、呉葉ってば…。美羽ちゃん、湊くん、よかったらあがっていって。」
私は呉葉を横目に美羽ちゃんと湊くんを部屋へ案内した。