許されない、キスをしよう。





久々に浴びた太陽の光。
久々に肌に感じる風。




…大丈夫。
時間は案外ゆっくり流れてる。
これからでも、やり直せばいい。




今でも思い出すなんて、少し情けないけれど。
蒼の言葉がよみがえる。

『夢、諦めないでよ。』




「…ゆっくり頑張ろう。」


呟くように言って、空を見上げてみた。










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