許されない、キスをしよう。




「キャストのみなさん、ここでご報告があります!!」


ADの人が、手を上げて私たちに集合をかける。




私たち役者陣の誰一人、そんな話は聞いていなかったみたいで、みんなで首をかしげながら集まった。




「久しぶりだね、みんな。」

「プロデューサー!!」



そこに立っていたのは、『ひとひらの恋』のプロデューサー、高野プロデューサーだった。





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