許されない、キスをしよう。





「はじめまして。霧島雫です。」



私たちは、あっけにとられたまま霧島さんを見る。
…そして、よけいにあっけにとられた。




「…綺麗な人!!」

呉葉が悲鳴に近い声で言う。



「ふふっ…。ありがとうございます。だけどみなさんの方がよっぽど綺麗ですよ!」


そう、霧島さんはすっごく綺麗な人だった。
軽く170㎝は越える身長に、小さい顔。
モデル顔負けのスタイルに、柔らかい笑顔を浮かべている。






< 241 / 250 >

この作品をシェア

pagetop