呪いの時計
「‥うん、ごめんだいじょうぶ。
ちょっと立ちくらみしちゃって‥‥」
わたしはその場に座り込んだ。
「今日はもう帰ろっか。
結衣もこういう話っていきなりすぎて戸惑っちゃうかもしれないし」
「ごめんね、歩美。
じゃあわたしもう帰るね。
また‥明日ね」
わたしはなぜだかすごい胸騒ぎがしていた。
わたしの心の中でなにかが警告している。
『もうあまりこの話につっこみすぎない方がいい』
わかっている‥
それでもわたしは。