呪いの時計
「わかった。
わたし、歩美しか頼れる人いなくて‥‥
ほかにもなにかあったら教えてね」
「うん、じゃあ今日はこれで終わりね。
また明日。
‥‥気をつけてね」
わたしたちは別れて、帰宅した。
ひたひた
(また‥‥なの?)
わたしは一目散に駆け出した。
それでも足音はなりやまない。
「きゃっ」
わたしは足をひっかけて転んでしまった。
「痛い‥」
また泣き出してしまった。
足音がどんどん近づいてくる。