呪いの時計



歩美がいた。




「ぁ、歩美おは‥」



言いかけてからわたしは歩美の姿に驚いた。




「うん?



ぁ、結衣おはよ〜」





「歩美!



どうしたの‥?」




歩美は腕を吊っていた。



「えへへ、ちょっと昨日の帰りに車にぶつかっちゃった‥‥




たいしたことないからだいじょうぶ」




「全然たいしたことあるよ!



‥これもあの時計のせいなのかなぁ‥




もう情報集めるのやめようよ‥‥」




「そんなのだめだよ!



わたしが骨折ったのも全部自己責任なんだから‥



結衣はそんなの気にしないで時計の謎を一緒に解こうよ」
< 38 / 69 >

この作品をシェア

pagetop