呪いの時計




わたしの目の前には彼‥




天野くんが血だらけで倒れていた。




「さっきまであんなに‥



あんなに楽しそうにわたしと帰ってたじゃない。



どうして?



わたしさっきはすっごく幸せだったんだよ?



嘘だよね?



お願い、目を開けて!」



どれくらい叫んだだろう。


それでも彼は動かない。



わたしは目の前が真っ白になった。




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