王姫と葉山学園生徒会!

上履き隠し、教科書ノートの紛失やら落書き、強迫のような手紙。

日常茶飯事だった。

だけどこの学園に来てからは教育の差なのかそんな事をするような人間には出くわさなかった。


「ここにもこんな幼稚な事する人いたんだ」

「美姫ちゃん、そんなまるで他人事のような言い方…」

「大丈夫よ、芽衣。慣れてるし」

「でも、」

「まだ被害ないし。あ、男たちには言わないでね、うるさいから」


特に煉に知られたらうるさいだろうなあ。変に心配性なところあるし。

大地はそれこそ必要以上に構ってくるし、悠馬は笑顔で黒いオーラまとうからね。


「…いいの?知らせなくて」

「どうしようも無くなったら知らせるよ。芽衣もそんなに心配しないで」


とりあえずこの手紙は梓に渡して調べて貰おうかな。

私がやると一緒に行動する時間が長い分、煉にバレるだろうし。

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