王姫と葉山学園生徒会!
「美姫なら大丈夫なんだろうけど」
「うん、大丈夫だから放って置いて」
「だけどストレスは溜めんな」
「…気を付ける」
「ほら、寝ろ」
煉は私の肩を押して布団に寝かすと、電気を夜用の薄暗いのに変えた。
出ていくかな、と思った予想を裏切り、煉は私のベッドに再び腰かけた。
「明日、朝早いんだから煉も寝なさいよ」
「美姫が寝たら部屋行くから」
「私が煉より寝付き良くないの知ってるでしょ」
煉はすんなり寝ちゃうからこうして私が寝たあとに、といっても大抵は煉が先に寝ちゃうじゃん。
「ま、そしたら美姫が布団掛けてくれんだろ」
「だったら最初から部屋行けばいいじゃない」