王姫と葉山学園生徒会!
「煉、洗濯物終わったらお風呂入ってきてね。その頃にはご飯出来ると思うし」
「おー。美姫、これどうやって畳むの」
「どれ?ああ、ワンピースはこうやって…」
なんて言うか小学生くらいの息子を持った感じ?煉に言ったらキレそうだから言わないけど。
慣れない手つきで洗濯物を畳む煉は少し可愛く見える。学園ではかっこいい煉を演じているから、こんな姿を見れるのは私の特権かも。
「美姫、終わったから風呂入ってくる。ついでにバスタオルとハンドタオルしまってくる」
「はいよー」
私が畳んだ時より少し崩れている畳まれたばかりのタオルを抱えて煉はリビングから出ていく。
私は素早くお皿やお箸を並べて料理を盛る。餃子は煉が出てくる少し前に出来たてを用意する。
空いた時間に梓から送られてきた学園の資料をパソコンでチェックする。
…うん、我ながらよく出来た煉の相方やってると思う。
「美姫ー、出たー。お前も入ってきちゃえば?」
「んー、あとでゆっくり入るからとりあえずご飯にしよ。もう作っちゃったし」